≪発達心理≫
アタッチメント(愛着)・・・人が特定の対象(いつも近くにいるお母さんや保育士さんなど)との間に築く情緒的な結びつきのこと。
アニミズム・・・全てのものには命があり、おもちゃやTVの画像などにも人間と同じように心や意識をもっているという考え方。幼児はアニミズムの考え方を持っている。
アマラとカマラ・・・『狼にそだてられた子』の話が有名。インドで発見された2人の野生女児のこと。実の親にある程度まで育てられた自閉症児が捨てられたのではないか」との説もある。
一次的ことば・・・子どもがはじめに憶える言葉のこと。乳幼児期から児童期の初期までは一次的ことばの使用が多い。特定の親しい人と具体的な対象や事柄を表現するために使う言葉のこと。
ヴィゴツキー・・・旧ソ連の心理学者で、子どもは大人や能力の高い仲間とのコミュニケーションの中で発達することを指摘し、「発達の最近接領域」という概念を提唱した。
エリクソン・・・人間の発達段階を8種類の段階に分けて、その段階特有に起こる心理・社会的危機(葛藤)を提唱した人物。8つの段階とは『乳幼児前期・乳幼児後期・幼児期・児童期・青年期・成人期・壮年期・老年期』である。
吸綴(きゅうてつ)反射・・・新生児の唇に触れると乳を吸う動作をする。
原始反射・・・新生児(生後1~2ヶ月)によく見られる反射。反射の種類は覚えておくとよい(別項参照)
刻印付け(インプリンティング)・・・ほとんど成熟して生まれてきた鳥類などが、生まれてきたときに初めてみた動くものを親だと思い込んでしまうこと。極端な話、卵から生まれてきたヒヨコが一番最初に猫を見てしまうとヒヨコは猫を親だと思い込んでしまう。
自我同一性・・・自分は何者であり、何をなにをするべきなのか?という個人の心の中に保持される概念のこと。別名『アイデンティティ』ともいう。エリクソンは『青年期にこの確立が課題となる』と考えた。ちなみに青年期とは中学~成人するくらいの間で、自分の性格について悩んだり、将来何をしたらよいのかなどといった『自分自身のこと』で悩んでしまい、なかなかそれらのことを確立することが難しいことがこの時期の課題と考えた。=【同一性 対 同一性拡散】ともいう。
精神分析・・・フロイトが始めた精神・神経科の治療法。人間理解の為の理論。他の多くの心理療法の基礎となっている。
粗大・微細運動・・・粗大運動=寝返り・お座り・歩行などの「身体全体のバランス調整を必要とする運動・その姿勢を保つこと」微細運動=「手や指の運動や操作のこと」
第一次反抗期・・・2歳ごろから出てくる現象で自己主張が強くなり親の言うことなどに「イヤイヤ」と反発や拒否をすること。大体2~4歳くらいに活発になる。しかしこれは自我発達が影響をしているため大人からの自立を試みている成長の証でもある。
第二次反抗期・・・主に中学生くらいの青年期に表れる。特に教師や親に対して反抗的・拒否的な態度を強く示す。これも第一次反抗期同様に自我が発達し大人からの心理的自立を試みていること。
二次的ことば・・・書き言葉が導入をされる児童期に獲得をする言葉。一次ことばの時は特定の親しい人に対してつかわれるが二次ことばは不特定多数の人に向けて正しい文法を踏まえて話したりする。
把握反射・・・指を握らせると握り締める。
ハーロウ・・・アメリカの心理学者。代理母実験が有名でサルの赤ちゃんを母親から引き離し,針金でできていてミルクが出る代理母と,ミルクの出ない布製の代理母のどちらを好むかやってみる。
発達・・・一般に人間の誕生から死に至るまでの心身が変化をしていく過程のこと。
バビンスキー反射・・・足裏をこすると、足指が扇のように開く。
ピアジェ・・・スイスの心理学者であり、発生的認識論を提唱した。ピアジェの最大の功績は、子どもの知能や発達に関して、画期的な理論構築を行った事である。臨床面接と呼ばれる方法で子供の世界観などの認識の構造を調べ、自己中心性という概念を築き、その後、実験手法を用いて空間概念、保存概念などの発達を研究し、認知構造の段階的変化を理論した。
ピアジェの発達段階(認知発達論)・・・4段階からなる。1、感覚的運動期(誕生から2歳ごろまで) 2、前操作期(2歳から7歳ごろまで) 3、具体的操作期(7歳から11、12歳ごろまで) 4、形式的操作期(11、12歳から14、15歳以降)
ビネー・・・フランスの心理学者で、世界ではじめて包括的な知能検査を行った。ビネーは知能を「推理力、記憶力、注意力、想像力、意志、美的感覚なども含んだ高次の総合的な精神の働き」と考えた。
ボウルビィ・・・『愛着』『愛着行動』などを提唱したイギリスの児童精神科医。養育者との間に十分な接する時間や情緒的絆が形成できない子どもに心身の発達障害が見られたことで『乳幼児期における子どもと養育者との関係が大変重要』ということを説いた。愛着行動=愛着を抱いた対象の接近や接触を求め,後追い行動,ほほえみ,発声,泣き行動・しがみつきなどを示すこと。
匍匐(ほふく)反射・・・腹這にすると這い這いするように動かす。
モロー反射・・・大きな音などびっくりすると上肢を伸展させて手を開大する。次にゆっくりかかえこむようにする。
臨界期・・・生物がある特性を獲得するのにきわめて効率よく行われる時期があり、時期を逃すとその学習が難しくなるようなその後の発達が決定的に左右される時期のこと。臨界期の多くは幼少期にあるが、その時期はごく限られたものと考えられていたが、もっと緩やかなものであるという考え方が出てきて、敏感期(sensitive period)とも呼ばれている。
レディネス・・・ある特定の事柄を学習するには、これから学習をしようとするものが一定の発達や経験を遂げていることが必要であるが、そのような学習成立のための準備性のことをいう。子どもがある教育を受け入れるためには、それを可能とする発達的・能力的・経験的な条件が十分整っていることが重要であるということ。
ワトソン・・・アメリカの心理学者で新生児を『白紙』の状態と考え、様々な事柄によって、心理的な部分が独自に形成されていくという『学習優位説』を説いた。
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